サステナブルツーリズム事業 @ 沖永良部島

SUSTAINABLE TOURISM

沖永良部島

沖永良部島海洋ゴミ資源化サステナブルツーリズム事業

沖永良部島観光協会より沖永良部島海洋ゴミ資源化サステナブルツーリズム事業の体験造成業務委託をうけ、2022/10/04~06(事前調査)、12/02~04(観光商品の造成コンサルティング)、12/24~26 (観光コンテンツの開発・磨き上げの提案にかかわる提案)、鹿児島県の沖永良部島3回訪島しました!

サステナブルツーリズムとは

地域の文化や環境を守りつつ、地域の魅力を体感することで、旅行者と地域社会がともに恩恵を受ける観光です。

Precious Plastic × サステナブルツーリズム

今回の事業ではサステナブルな体験を望む旅行者の志向に合うようなコンテンツの造成です。

沖永良部島を訪れる旅行者が島内でビーチクリーン活動を行う団体や個人とつながり、交流をしながら海洋漂着ゴミについて学び、プラスチックゴミをリサイクルするコンテンツとしてPrecious Plastic Okinoerabu Iland の設立を目指します。

Sサステナブルツーリズム

2022/10/04~06 事前調査 沖永良部島海洋ゴミ資源化サステナブルツーリズム事業

沖永良部島は奄美群島国立公園にも指定された豊かな自然環境や地域固有の歴史・文化があります。

隆起珊瑚によりできた珊瑚礁の島、深い青色が美しい海には絶滅の危機にあるアオウミガメが生息しており産卵場所も見る事が出来ました。

一方海流の流れや台風の影響により海岸には海洋ゴミが漂着します。

マイクロプラスチック拾いを体験

沖永良部島でマイクロプラスチックひろいを体験しました。5分と短い時間でしたが、多くのマイクロプラスチックをピンセットで拾いました。沖永良部島のマイクロプラスチックは唐津のものと違い劣化して白いものは石粒とほぼ見分けがつきませんでした。また青色のマイクロプラスチックが多かったです。

Precious Plastic 海洋ゴミ問題

うじじきれい団

漂着ゴミの問題が深刻化する中、5年間、「海の生き物を守る」をテーマに毎日ゴミ拾いを継続する子供達、「うじじきれい団」の活動が島民や行政にひろがり、自発的なビーチクリーン活動や行政主導による海岸清掃なども頻繁に行われ、今では旅行者も観光の一環としてビーチクリーン活動をしています。

海岸には海洋ゴミ専用のゴミ箱が設置されており、溜まったゴミは行政が引き取りに来る。未来のために官民が連携する理想の形を見る事が出来ました。

命のための、海のための、地球のための、青。うじじきれい団より

5年間くらい、海岸のゴミを拾っている。青いマイクロプラスチックが多いことに気がついた。青は 水中の生き物には見えない色だから、食べられないで、海岸までたどり着いたのではないか。そう思った。人がつくったものは、人のもとに戻ってきた方がいい。だから青いものを広める運動を。

うじじきれい団

2022/12/02~04 観光商品の造成コンサルティング 沖永良部島海洋ゴミ資源化サステナブルツーリズム事業

事前調査より2回目の訪島です。今回はワークショップの打ち合わせ、沖永良部島観光協会のPrecious Plastic マシンを沖永良部島の坂元板金さんに見に行き、稼働させました。

廃プラスチックをPrecious Plastic のマシンでリサイクルし、手裏剣を作成してアップサイクルしました。マシンは完成し、Precious Plastic Okinoerabu Iland が設立されました!

また12月25日のワークショップの打ち合わせで沖永良部島にうじじきれい団にきていただき"CHANGE FOR THE BLUE カードゲーム"の体験会を行いました。

Precious Plastic 海洋ゴミ問題

うじじきれい団は5年間ほぼ毎日、知名町にある「うじじ浜」のビーチクリーンを登校前、当時小学3年だった竿りりさん(現在は中学生)の夏休みの宿題をきっかけに行っている家族です。

父親の智之さんは、企業がCSRに取り組んでいる今、家族で社会的責任を全うすることが大事だと考えFSR(ファミリー・フレンド・ソーシャル・レスポンス)を提唱して、家族で活動を子どもたちの自主性を重んじて続けています。

環境省の脱炭素先行26地域に選出されているサステナブルアイランド沖永良部島、訪島のたび学びも多く、25日クリスマスに行われるワークショップも楽しみです。

うじじきれい団

2022/12/24~26 観光コンテンツの開発・磨き上げの提案にかかわる提案 沖永良部島海洋ゴミ資源化サステナブルツーリズム事業

沖永良部島海洋ゴミ資源化サステナブルツーリズム事業で12月24日~26日に訪島しました。

今回は沖永良部島のチームがクリスマスに開催したワークショップ "僕たちの島と海を守りたい"【Happy Earth Event Day ~プラごみで手裏剣をつくろう~】に参加 午前中は沖永良部島ナイキナ浜(和泊町 永嶺/瀬名)でビーチクリーンをし、 午後は5年間家族でビーチクリーン活動を続ける、うじじきれい団の発表をエラブココで聴きました。

最後は今回のサステナブルツーリズムの事業で創ったPrecious Plastic Okinoerab Ilandの射出成型機でプラごみアップサイクルワークショップ(手裏剣づくり)を行いました!

沖永良部島の子供たちやNHKのグリーンズのメンバーにもプラスチックリサイクルを体験していただきました。 ワークショップ後は沖永良部の方の海の見える家でバーベキューをし、今後のサステナブルツーリズムについて語りました。

Precious Plastic 沖永良部島観光協会

沖永良部観光協会の方々やうじじきれい団をはじめ多くの沖永良部島の方々に合い、文化に触れ、環境保全の活動を見ることができ、 これから沖永良部島で始まるサステナブルツーリズム事業を体験した素晴らしいクリスマスになりました!

今回の事前調査をアテンドしていただいた、沖永良部観光協会様、株式会社Oldie-village 様、一般社団法人UP HOME WORKs様、またPrecious Plastic 機械を製造していただける有限会社 坂元鉄工所様、大変お世話になりました。

うじじきれい団の活動には感銘を受けました。唐津でもいかせる部分が多々あったので参考にしていきたいと思います。

関連情報

一般社団法人おきのえらぶ島観光協会(エラブココ)